載籍浩瀚

積んで詰む

『天城一の密室犯罪学教程』索引

『天城一の密室犯罪学教程』を読み返した。その備忘録として教程ならびに密室作法〔改訂〕で紹介されている作品を以下にリストアップする。この際、邦題は最新のものに揃え、またリストはトリック別によるネタバレを回避するために登場順ではなく五十音順に…

社会の死角/沢木耕太郎『人の砂漠』

おそらく、人は誰しも無垢の楽園から追放され、「人の砂漠」を漂流しなくてはいけないのだ。——沢木耕太郎 個々人が属している社会には、それぞれに特有の死角が存在する。たとえばわたしの社会では、ロシア領の近くで漁を営む人々の社会は死角になっていた。…

2022年上半期読書記録

道中では忙しく感じたものの、振り返って見れば緩やかだったような気もする上半期。その期間中に読了した本の中で、新しく読んで感銘を受けたもの、再読により理解を深め評価を改めたもの、あるいは再度その完成度の高さに戦いたものを集めた。 長編・短編十…

村田沙耶香『信仰』

「"現実"は決して強固な実体じゃない。極論すればそれは、社会というシステムが人々に見せている一つの巨大な幻想にすぎない」 ——綾辻行人『時計館の殺人』 凡そ事信じ能はざる者は不幸なるかな ——内村鑑三「懐疑の精神」 村田沙耶香の作品には現実と虚構を…

伏線か物語か/梶龍雄『龍神池の小さな死体』

「トクマの特選!」というレーベルがある。絶版になっていて手に入りにくい名作昭和ミステリを、現代風に復刊している非常に優秀な文庫レーベルなのだが、そこが今回梶龍雄の『龍神池の小さな死体』を復刊させた。ミステリマニアの中では、傑作なのにも関わ…

『紙魚の手帖 vol.2』2021年12月号

一体いつの『紙魚の手帖』だ? と自分でもなってますが、とりあえずこういうのは続けるのが大事なので、投稿します。エタらないことこそが命! 『紙魚の手帖 vol.2』 『紙魚の手帖 vol.2』 ネタバレなし感想 「羅馬ジェラートの謎」米澤穂信 「百円玉」村嶋…

『紙魚の手帖 vol.1』2021年10月号 

『ミステリーズ!』が終わり、新たに総合文芸誌として刊行された『紙魚の手帖』。その創刊に立ち会えたので、折角ならと、レビューの練習もかねて読書記録を残すことにします。 『紙魚の手帖 vol.1』 『紙魚の手帖 vol.1』 ネタバレなし感想 「三人書房」柳…

2021年上半期読書記録

新刊は1年通して記録をつけるという無駄な信念があるので新刊を除いた上半期分の読書記録です。 全体的な傾向としては未読作を読むよりも既読作を再読した方が多かった気がする。まあ読書会とかがいっぱいあったり、その準備をしたりしたのが影響してそう。…

『花束みたいな恋をした』

『花束みたいな恋をした』という映画を観た。基本恋愛邦画についてはあまり期待していない側の人間*1だったが、同じくそういう側の人たちから聞こえてきた触れ込みは概ね上出来であるという評のようで、これはチェックしにいかなければという気が芽生えたの…

谷川流『涼宮ハルヒの直観』(あるいはミステリブックガイド)

待望の新刊である。マジで驚愕から何年経ったんだよという感じだが、九年半くらいしか経ってなかったらしい。(でもAnotherより中断期間長いと思うとやっぱ長いな) 谷川流の名前自体は、所々で目にしていたので生存確認は取れていたのだが、ようやく新刊が出…

青山剛昌『名探偵コナン』九十一巻〜九十八巻

名作ミステリ漫画『名探偵コナン』。作者である青山剛昌はミステリというよりラブコメなんて言っちゃってるが、実際にはミステリとして出来がいい作品も多い。 そこでA〜Eという評価軸に物語の良し悪しの+/-を加えて既刊を振り返っていきたい。 ◯は黒ずく…

青山剛昌『名探偵コナン』八十一巻〜九十巻

名作ミステリ漫画『名探偵コナン』。作者である青山剛昌はミステリというよりラブコメなんて言っちゃってるが、実際にはミステリとして出来がいい作品も多い。 そこでA〜Eという評価軸に物語の良し悪しの+/-を加えて既刊を振り返っていきたい。 ◯は黒ずく…

青山剛昌『名探偵コナン』七十一巻〜八十巻

名作ミステリ漫画『名探偵コナン』。作者である青山剛昌はミステリというよりラブコメなんて言っちゃってるが、実際にはミステリとして出来がいい作品も多い。 そこでA〜Eという評価軸に物語の良し悪しの+/-を加えて既刊を振り返っていきたい。 ◯は黒ずく…

青山剛昌『名探偵コナン』六十一巻〜七十巻

名作ミステリ漫画『名探偵コナン』。作者である青山剛昌はミステリというよりラブコメなんて言っちゃってるが、実際にはミステリとして出来がいい作品も多い。 そこでA〜Eという評価軸に物語の良し悪しの+/-を加えて既刊を振り返っていきたい。 ◯は黒ずく…

『神様になった日』初回感想

愚かな人類の選択のせいで世界は終わる――。 一か月後に世界が終わる。それを知っているのは世界で自分だけで、自分のそばには「神」と名乗る謎の少女がついてくる。 『CLANNAD』や『Angel Beats!』を語った麻枝准というシナリオライターが、原点に立ち返って…

青山剛昌『名探偵コナン』五十一巻〜六十巻

名作ミステリ漫画『名探偵コナン』。作者である青山剛昌はミステリというよりラブコメなんて言っちゃってるが、実際にはミステリとして出来がいい作品も多い。 そこでA〜Eという評価軸に物語の良し悪しの+/-を加えて既刊を振り返っていきたい。 ◯は黒ずく…

青山剛昌『名探偵コナン』四十一巻〜五十巻

名作ミステリ漫画『名探偵コナン』。作者である青山剛昌はミステリというよりラブコメなんて言っちゃってるが、実際にはミステリとして出来がいい作品も多い。 そこでA〜Eという評価軸に物語の良し悪しの+/-を加えて既刊を振り返っていきたい。 ◯は黒ずく…

青山剛昌『名探偵コナン』三十一巻〜四十巻

名作ミステリ漫画『名探偵コナン』。作者である青山剛昌はミステリというよりラブコメなんて言っちゃってるが、実際にはミステリとして出来がいい作品も多い。 そこでA〜Eという評価軸に物語の良し悪しの+/-を加えて既刊を振り返っていきたい。 ◯は黒ずく…

青山剛昌『名探偵コナン』二十六巻〜三十巻

名作ミステリ漫画『名探偵コナン』。作者である青山剛昌はミステリというよりラブコメなんて言っちゃってるが、実際にはミステリとして出来がいい作品も多い。 そこでA〜Eという評価軸に物語の良し悪しの+/-を加えて既刊を振り返っていきたい。 ◯は黒ずく…

青山剛昌『名探偵コナン』二十一巻〜二十五巻

名作ミステリ漫画『名探偵コナン』。作者である青山剛昌はミステリというよりラブコメなんて言っちゃってるが、実際にはミステリとして出来がいい作品も多い。 そこでA〜Eという評価軸に物語の良し悪しの+/-を加えて既刊を振り返っていきたい。 ◯は黒ずく…

青山剛昌『名探偵コナン』十六巻〜二十巻

名作ミステリ漫画『名探偵コナン』。作者である青山剛昌はミステリというよりラブコメなんて言っちゃってるが、実際にはミステリとして出来がいい作品も多い。 そこでA〜Eという評価軸に物語の良し悪しの+/-を加えて既刊を振り返っていきたい。 ◯は黒ずく…

青山剛昌『名探偵コナン』十一巻〜十五巻

名作ミステリ漫画『名探偵コナン』。作者である青山剛昌はミステリというよりラブコメなんて言っちゃってるが、実際にはミステリとして出来がいい作品も多い。 そこでA〜Eという評価軸に物語の良し悪しの+/-を加えて既刊を振り返っていきたい。 ◯は黒ずく…

青山剛昌『名探偵コナン』六巻〜十巻

名作ミステリ漫画『名探偵コナン』。作者である青山剛昌はミステリというよりラブコメなんて言っちゃってるが、実際にはミステリとして出来がいい作品も多い。 そこでA〜Eという評価軸に物語の良し悪しの+/-を加えて既刊を振り返っていきたい。 ◯は黒ずく…

青山剛昌『名探偵コナン』一巻〜五巻

名作ミステリ漫画『名探偵コナン』。作者である青山剛昌はミステリというよりラブコメなんて言っちゃってるが、実際にはミステリとして出来がいい作品も多い。 そこでA〜Eという評価軸に物語の良し悪しの+/-を加えて既刊を振り返っていきたい。 ◯は黒ずく…